ハーマンミラーメンテナンス

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ハーマンミラーメンテナンス

ハーマンミラージャパン アフターサービス部門

ハーマンミラーメンテナンスは、ハーマンミラージャパン・アフターサービス部門としてアーロンチェアをはじめとするハーマンミラー社製品のメンテナンスを行っております。修理可能な製品は継続してご利用頂ける様に機能や外観を回復させます。製品についてのお問い合わせや修理作業については豊富な知識と経験を持った専門のスタッフが対応致します。

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ハーマンミラーの環境に対するテーマのなかに『製品を生命あるものとして捉える姿勢』という一文があります。製品やユーザーの背景にあるストーリーを大切にするその考えは、製品を生み出す上で重要な理念となっています。

開発の初期段階から原材料の選択では、環境配慮のために再生・持続可能なリサクルされた資源からの素材を優先。たとえばアーロンチェアのリサイクル率は94%です。しかし最も重要なのは製品を末永く愛用して頂くこと。耐久性・信頼性の高いハーマンミラーのオフィスチェア・プロダクトは12年と長期に渡る保証期間を設けています。環境に適合した設計を行い、厳しい耐久性試験を行うことによって、「ハーマンミラー製品が、自然環境を尊重・保全しながら、快適なオフィスおよび家庭の環境づくりに役立つ」という目標を達成することを目指します。



ハーマンミラーのストーリー

ハーマン・ミラーは、ミシガン州西部のビジネスマンでした。彼の支援により、娘婿の D.J.デプリーは、1923年にミシガン・スター・ファニチャー・カンパニーを買い取りました。デプリーは1909年に事務員として雇われて以来、1905年創業の同社で働いていました。義理の父が高潔な人格の持ち主であることをよく知っていたデプリーは、会社に彼の名を冠することにしました。

その後、20世紀半ばには、「ハーマンミラー」の名は「モダン」な家具の代名詞となったのです。ハーマンミラーは、ジョージ・ネルソン、そしてチャールズ&レイ・イームズという伝説的なデザイナー達と共に、のちにインダストリアルデザインのクラシックとなる製品群を世に送り出しました。

それ以降もアレキサンダー・ジラード、イサム・ノグチ、ロバート・プロプスト、ビル・スタンフ、ドン・チャドウィック、アイシェ・バーセル、スタジオ7.5、イヴ・ベアール、ダグ・ボールなどの、世界中の最も卓越したデザイナー達とハーマンミラーはコラボレーションを続けて来ました。

現在ではハーマンミラーは、クラシック製品と暮らしのための新しいデザインに加え、コンテンポラリーなインテリアのソリューション、ヘルスケア施設のソリューション、そして関連するテクノロジーやサービスにおいても、革新をもたらすイノベーターとして評価されています。ハーマンミラーはミシガン州ジーランドに本拠を置き、製造拠点を米国、中国、イタリア、英国に、また販売事業部、販売代理店、ライセンシー、顧客を100カ国以上に有しています。

ハーマンミラーには様々に特化した事業、ブランド、販売チャンネルがあり、ハーマンミラー、ハーマンミラー・ヘルスケア、Nemschoff、Geiger International、独立販売代理店などがあります。そのすべてが、デザインのため、そしてより良い環境を作り出すために努力しています。


イノベーション

1930年代、大恐慌の時代、D.J.デプリーは、ギルバート・ローディのデザインになるコンテンポラリーな家具に事業の生き残りを賭けました。この賭けは大成功を収め、1945年、ハーマンミラーは伝統的な家具の生産を止め、のちに「モダン」ファニチャーと呼ばれるようになるコンテンポラリーの家具に事業を一本化します。

1960年、ミシガン州アナーバーの新しいリサーチ部門ディレクターに就任した発明家で研究者のロバート・プロプストは、オフィスワーカーの真のニーズと、会社や組織が必要としているものの探究を開始しました。プロプストと配下の研究者たちは、オフィスの生産性が将来のビジネスにおいて主要な問題となることに気づき、働く人、機械、そして変わりゆくワークプロセスの統合に注力しました。その研究から生まれたのがオープンプラン・オフィスで、アクションオフィスと命名され、1968年に市場に紹介されました。

革新は、目標ではなく、研究の成果なのです。革新は、顧客の複雑なニーズに対する深い考察に基づいた研究、素材やプロセスの探究、そして世界市場における社会や経済の変革に対応するデザインの中から生まれます。もちろん、その上に、デザイナーがインスピレーションを加えます。チャールズ&レイ・イームズのプライウッドチェア、ロバート・プロプストの アクションオフィス、ビル・スタンフの アーゴンチェアと アーロン チェア、そしてアイシェ・バーセルの リゾルブシステムなどはすべて、そのような相互作用の中から生まれて来たものです。

また、革新性のもう1つの側面、リスクをとること、も同様に重要です。ハーマンミラーは、リスクをとる意欲を常に持ち続けるよう努めています。企業規模が拡大し、資本に対する責任も大きくなるにつれ、リスクを最小限に留めるプレッシャーも増してきました。しかしながら、成功を確信できる新しい製品――ときには時代を変える革新性を持つ製品――を送り出していくリスクを、ハーマンミラーは引き続き喜んでとり続けます。


環境に配慮したデザイン

製品を設計する際は、一つひとつの製品が環境に与える影響をしっかり考慮した上でデザインを進めていく。これは地球環境を守り、未来に伝えるという長い道のりを歩む上で、ハーマンミラーが事業の要として大切にしつづけてきたことです。製品の耐久性、革新性、品質を重視することが、ハーマンミラーの伝統です。結果として、ハーマンミラーは、環境に配慮したデザインを実践してきたと言えます。1950年代に製造された製品の多くが今も使用されているという事実一つをとっても、そのことがよく理解できるはずです。

ハーマンミラーでは現在、この高い水準を保ちながら、持続可能な素材、仕様、製造工程を製品設計に取り入れるよう努力を続けています。その実践にあたるのが、すべての新製品、既存製品について環境に配慮した設計基準の策定を行う、デザイン・フォー・エンバイロメントチームです。ハーマンミラーのデザインにおける信条の1つは、耐久性です。標準的な部品から、繰り返し使え、維持、修理、再生が可能な製品を生み出すことを、ハーマンミラーのデザインは目指します。

ハーマンミラーのデザイン・フォー・エンバイロメント プロトコルは、規制を遵守するだけではなく、さらに以下の4つの観点から製品設計を徹底的に評価します。

素材の化学的特性と安全性について – 使用する素材にはどのような化学物質が含まれているか。また、入手可能な素材のなかで最も安全性の高いものか。
製品の解体性について – 製品が耐用年数を超え、その役割を終えたとき、再利用のため解体できるか。
再資源化について – 使用材料にリサイクル素材がどれだけ含まれているか。また、さらに重要な点として、製品が耐用年数を超えたときに素材を再利用できるかどうか。
LCAについて – ライフサイクル全体に基づいて製品を最適化しているかどうか。

「環境に適合した設計を行う」というハーマンミラーの思想は、個々の製品スペックだけではなく、事業活動全般に当てはまる包括的な理念として広がっています。今後、すべてのハーマンミラー製品は、デザイン・フォー・エンバイロメント プロトコルを用いて、厳しく評価されることになります。ハーマンミラーのデザイン・フォー・エンバイロメントチームは、製品の設計にあたり、デザイナーやエンジニアと協力して、材料の化学的特性、製品の解体性、再資源化、また納入時の梱包材や発生しうる廃棄物といった見地から検討を行います。

これらの観点について、関連事項も含めて綿密に議論した上、厳しい耐久性試験を行うことによって、「あらゆるハーマンミラー製品が、自然環境を尊重・保全しながら、快適なオフィスおよび家庭の環境づくりに役立つ」という目標を達成することを目指します。


ハーマンミラージャパン株式会社

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ハーマンミラーメンテナンスセンター

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